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Vol.800 宮崎県を襲う「口蹄疫」

投稿者: | 2010年05月28日(金) 19:18:02

連日、テレビでも新聞でも報道されている宮崎の「口蹄疫」被害。
県や畜産農家の方々は日々対応に追われています。
私も行く先々で、道路では車の消毒や消毒マット、施設内入口では靴裏の消毒のため消毒液の入った容器とそれを拭き取るタオルが敷かれているのを目にします。

今日の新聞の一面では、高鍋で畜産農業をされている方の記事が載っていました。
69歳になるこの方は、お孫さんが後を継ぎたいと言って専門の高校に通っていて、行く行くはそのお孫さんに引き継ぐために頑張ろうとしていた矢先の、口蹄疫被害だったそうです。
今飼っている牛40頭は殺処分対象のため、全頭ワクチンを打たれたそうです。
ワクチンをうつ獣医さんに「家で待機してくれ」と言われ、家にいたそうなのですが、牛舎から聞こえる牛の鳴き声は40年間やってきたなかで初めて聞く声だったそうです。
この方の奥さんは牛の鳴き声が聞こえないように、テレビの音を大きくして泣きながら掃除機をかけていたそうです・・・。
ずっとずっと大切に育ててきた牛は、この方にとって家族同然の存在だったと思います。それを一度に失ってしまうことの悔しさや無念さを考えると、胸が痛くなりました。
それでもこの方は「牛に支えられてここまでこれた。別れの日まで愛情を込めて育てたい」と牛舎の掃除をされている風景が写っていました。

そして、畜産農家の方々の悲痛な声と共に聞こえてくるのは、牛・豚の殺処分にあたられていう方々の声です。毎日、毎日、殺した牛・豚を埋めては、新たに穴を掘ってまた埋める。その繰り返しで「夢に出てくる・・・」と苦しい心境を語った人もいらっしゃいます。

支援のためにオリジナルの商品を作り、その売上げを全て募金する活動を始めたお店も紹介されていました。県外からも多くの励ましや支援をしてくださっている方々がたくさんいらっしゃるようです。本当にありがたいことです!
私も微力ながらお手伝いをさせて頂きました。一人では本当にわずかな募金や支援かもしれませんが、これからたくさんの人達によって、被害にあわれている農家・作業をされている方々のために、大きな力となってほしいです!

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