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Vol.77 新婚さんを迎え入れる神の島
かつて宮崎は「新婚旅行のメッカ」といわれ、大変な人気を集める観光地として脚光を浴びました。島津久永・貴子(昭和天皇の第五皇女)夫妻、皇太子夫妻 (現天皇・皇后)が相次いで来県された1960年代は全国から貸し切りバスが押し掛け、県内のホテルや観光地は、連日混雑。多い日は一日に100台近い観 光バスが来ていたといいます。その時代の観光宮崎の象徴が、青島でした。
広大な青い海の上に、ぽっかりと浮かぶ青島。この島の南中央に位置する 青島神社には、神話に登場する海幸彦、山幸彦の伝説で知られる山幸彦(ヒコホホデミノミコト)が祭られています。海幸彦の大事な釣針を無くした山幸彦が、 針を探すために出かけた海底の国で3年間過ごし、戻ってきたのが青島だとされているそうです。この際、村人が海に飛び込んで迎えたという故事にちなみ、現 在でも青島では「裸詣り」というお祭が行われています。
ちなみに、青島神社には山幸彦と共にその妻、豊玉姫(トヨタマヒメ)も祭られており、縁結びのご利益があるとされています。なるほど、新婚旅行の地としてはもってこいの神社だったわけですね。