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Vol.1139 おさらば~!ヘグロ塗り

投稿者: | 2015年02月09日(月) 22:13:16

 

ワッショーイ!!磁のお祭り男ことkatoです。
今回は宮崎県東臼杵郡美郷町南郷区で行われた歴史ある祭り 「師走祭り」に初めて行ってきました。師走祭りとは、木城町と美郷町南郷区(旧南郷村)にまたがって1,000年以上も前から脈々と引継がれ、異国の地で亡くなった百済王一族を慰めるお祭りです。木城町の比木神社には百済王国の王子「福智王」、美郷町南郷区神門神社には百済王「禎嘉王」が祭神として祭られています。この百済王国の親子が年に一度の対面を表現する極めて珍しい祭りです。
昭和初期頃までは、9泊10日かけて行われていましたが、現在は2泊3日に短縮されています。
私は3日目の「下りまし」の儀に参加。
これは親子の別れの朝に、かまどの墨を顔に塗り合う「ヘグロ塗り」。
別れの悲しさを隠すために、面白おかしく顔にヘグロを塗りまくる儀式です。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、躊躇なく顔に塗りまくり~。みんなどんどん黒く塗られてる~。

 

 

 

 

 

 

初体験のわたしは、まだこの雰囲気に慣れず逃げまくっていました。これがまた、ヘグロの匂いがきつくてきつくて・・・。

あっ、ついにヘグロ塗りの餌食に!!

 

 

 

 

 

鼻の上に塗られ、匂いで倒れそう・・・。
地元住民や見物客が入り交じって塗り合い、全員の顔が真っ黒になり、互いの顔を見て、大きな笑い声に包まれまて楽しかったな~。

 

 

 

 

 

 

 

ヘグロ塗りが終わると、とうとう別れの時。ヘグロを塗られた顔のまま帰路の準備をし、静かに神門神社を去っていきます。
別れの際に、横に三歩ずつ歩きながら、ざるやおけなどの炊事道具を頭上高く振り「おさらば~、おさらば~」と声を上げ、別れを惜しんで見送りました。

 

 

 

やがて比木神社の行列の姿がどんどん小さくなっていき、この瞬間ちょっぴり切なくなってしまいました。ウルウル。
地元の人々によって今なお受け継がれている歴史ある南郷の祭り、師走祭り。
来年会う日まで「おさらば~、おさらば~」


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